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飲食店にとって関西最大の激戦区であるミナミ・東心斎橋にて、2014年7月にオープンして約半年。地元・大阪人や、大阪を訪れる観光客にとってもはや珍しくもないメニューであるお好み焼きで高い評価を得る「なにわの夢」には、ここでしか味わえない味を実現するための秘密があります。カウンターのみの店内の鉄板を舞台に店主の西村さんが披露してくれたのは、なんとバーナーを使ったオリジナリティあふれる調理法です。
生地を敷き、その上に多彩な具材をのせたお好み焼きの縁の部分をバーナーで炙り、焼き色をつけ、さらに鉄板でじっくりと焼き上げる調理法は、「生地の表面と縁が“蓋”の役割をして、素材から出る水蒸気や旨みが外に出ることなく中にとどまる」(西村さん)という理由から。豚と魚介のミックスの「なにわの夢玉」(1,580円)をはじめとしたこちらのお好み焼きは、“外がカリカリ、中はふっくら”の食感を存分に味わうことができます。
脂がのった「イベリコ豚ベジョータ」や、鹿児島のブランド豚「茶美豚(ちゃーみんとん)」、日齢480日までの若い母鷄から生まれる、深いコクのある卵「薩摩 赤玉」などの素材を厳選し、あらゆる食材をムースのような泡状にすることができる調理法「エスプーマ」を使った、驚くほど軽い食感の自家製マヨネーズなど、こだわりが満ちあふれていることも人気の秘密。「お好み焼き」とひと括りにできない「なにわの夢」の味をぜひ。