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北新地のメインストリートの一つ、堂島上通りに面したビルの地下1階。「シャンパン・ショウ油」の文字が目を引く大きな看板が目印。看板とともに店名に“シャンパン&醤油”と謳う「フルートフルート」は、その名のとおり「醤油」にスポットを当てた個性的なお店として2011年9月にこの場所にオープン。以来、大阪中の食通が集まり、入れ替わりの激しい「北新地」という激戦区で独自の立ち位置を築いてきました。
店内には長いカウンターと2つのテーブル席があり、抑えられた照明も相まって雰囲気はオーセンティックなバーそのもの。あふれるお店の個性はカウンターに並ぶ醤油の瓶やボトルから伝わってくるものの、落ち着いた、居心地のいい空間になっています。そんなこちらのお店のメニューをのぞくと、湯浅醤油「柚子梅つゆ」を使った「ぷりぷり海老とアヴォカドのポテトサラダ 柚子梅つゆ」(900円)や、同「九曜むらさき」を使った「フォアグラと金山寺味噌のマカロン ブラックペッパー風味」(600円)など、約100種類ある醤油からその料理に合うものを選んで使う、唯一無二の創作料理の数々が並ぶ。
数ある料理の中でも、このお店のこだわりである醤油を最も楽しめるのは、「日本一!めんどくさいけどテンションの上がる卵かけご飯」(700円)。こだわりのブランド卵を使用した卵かけご飯に、ヒガシマル醤油「龍野乃刻」や、やまみうに下関水陸物産「雲丹醤油」など、自分で選んだ醤油をかけて食べるこちらは、「ひとくち・ワンスプーン」がコンセプトで、スプーンにのせたひと口ごとに別の醤油をたらして楽しむもの。続けて味わうとその違いがよく分かり、醤油の奥深さや自分の好みを再確認することができるこのメニューは、ひと口ひと口醤油を選ぶその”めんどくささ”を楽しむおすすめの一品。